先日サピックスオープンの結果を掲載しましたが、
SAPIXの偏差値は日能研よりも低くなります。
そんなSAPIX偏差値を日能研偏差値へ
概算で変換する数式を紹介したいと思います。
日能研生がSAPIXへ出稽古に向かう際の
目安として、参考にしていただければ幸いです。
■偏差値の簡易変換式
当然ですが、偏差値を算出するためには、
該当テストの平均点と標準偏差が必要です。
従って、全く異なるテストの偏差値を
本質的に変換するということはできません。
今回紹介する変換式については、
概算値を算出するTipsとしてご理解ください。
●SAPIX→日能研
SAPIX偏差値÷4×3+22.5
●日能研→SAPIX
(日能研偏差値-22.5)÷3×4
上記の変換式で計算すると、
・桜蔭:SAPIX62→日能研69.0
・JG:SAPIX61→日能研68.3
・雙葉:SAPIX58→日能研66.0
概ね正しそうな値になることが確認できます。
■母集団の違い
母集団の学力が高いことに起因して、
SAPIX偏差値は日能研よりも低い値です。
日能研生の保護者として驚きなのは、
SAPIXの「50」は日能研の「60.0」
日能研では上位16%に該当するレベル
SAPIXの偏差値表を見ると、
洗足1回57、吉祥1回54、鴎友1回52
ちょっとテンションが下がります・・・
この母集団の違いはかなりエグいですね
■得意な偏差値帯の違い
上記の母集団の相違から言えることですが、
日能研偏差値63以上の学校については、
SAPIX偏差値の方がより正確だと思います。
SAPIXは高偏差値帯のサンプル数が多いため、
高偏差値帯の解像度がより精緻になるのです。
日能研偏差値では筑駒と開成はともに72。
SAPIXでは筑駒72、開成67、差が5
男子最難関レベルの立ち位置確認は、
ぜひぜひサピックスオープンを受験してください。
余談ですが・・・
SAPIX偏差値表の男子版を見てみると、
筑駒72、灘68、開成67、聖光65
筑駒と灘や開成の差は4〜5もあります。
桜蔭は62なので、10ポイント差
筑駒って、ちょっと尋常ではありませんね。
眩しすぎて、もはや直視できないレベル