昨夜からどう書いていいか、表現が見つからず、今になってしまいました。

 

友人の指揮者、長野力哉さんが亡くなられたました。

昨日訃報を受けたのですが、信じられず、もちろん今でも受け止められないでいます。

 

それと既にご存じかもしれませんが、一昨日、指揮者の長野力哉先生がお亡くなりになりました。

 

感染経路不明でコロナに感染され、隔離入院され一度は回復したようですが、

多分人工呼吸器の影響で別の肺炎になってしまったそうです。

そして重症化し、4月13日に逝ってしまわれました。

 

多くのファンの方々は、大変落胆されていることと思います。

私も一日中彼のことが頭から離れなかった。

 

私は志村けんさん以外、知り合いでこれまで身近にコロナに感染された方がいなかったので

どこかで軽く考えていたかもしれません。持病などもなかった彼が感染して死んでしまうなんて

あまりに酷すぎます。

誰もが感染する危機にさらされていること、コロナの恐ろしさを今回痛感しました。

 

実直で飾らない、真っ直ぐな性格は彼の音楽作りにも反映されていました。

その深い音楽性に魅せられた方も多いはずです。

ブルックナーを得意として、交響曲第9番まで連続演奏を昨年終えたところで、

今度は「0番」のシンフォニーを指揮するはずだった。まだまだ夢はたくさんあったはずです。

同じ指揮者として無念とか残念とか、簡単な言葉では言い表せない深い悲しみに、沈んでいます。

 

この時期ですので、多分お身内だけでの葬儀で、お別れにうかがうこともできません。

 

今は彼のご冥福を心から祈って、手を合わせるしかありません。

どうぞ安らかに眠ってください。

合掌