今日は大田区の中学校に出向き、合唱体験教室でした。
声楽家3人とピアニスト、私の5人で授業を進めました。
それぞれがオペラアリアやデュエットを披露。
そのあと私の指導で、1、2年生は「大切なもの」3年生は「春に」
の合唱に取り組みました。
コロナ禍にあって、音楽の授業では声を出して合唱などできないのが現状ですが、
この学校では全生徒にフェイスシールドとマスク着用を義務づけ、
感染対策をしっかり施した上で、合唱に取り組んでいました。
相当歌いづらい状況なので、思うように声は出ていなかった、
というのが正直な感想です。
ただこのようにでも、合唱に取り組んでいく姿勢は大切ですし、
素晴らしいことだと感じました。
大田区ではオーケストラ鑑賞教室も中止になり、音楽に触れる機会が極端に少なくなった
ということで、今日のような鑑賞を含めて歌や合唱に触れることは貴重な体験だったと思います。
準備していただいた音楽科の先生、そして事業にご理解いただいた校長先生をはじめ、
担任諸先生方には感謝の言葉しかありません。
それにしてもこのような状態で卒業していく3年生が気の毒です。
早くコロナが収まって、普通に合唱できる日が来ることを心待ちにするしかないのでしょうか。