最寄りの銭湯の名前は「玉の湯」といいます。サウナはぬるさとは相反して水風呂は冷たく、まあ今日は近場でいいか、という気分の時によく利用します。今日は仕事が早く終わり、家にいても何をするわけでもなく、虚ろな居間から逃げるように玉の湯にきて、自らの身体を熱しては冷やし、熱しては冷やし、その作業は枚挙に暇なく、やがて店を後にするのです。そんな私の背中に向けて、番台のお父さんはいつも「おやすみなさい」と声をかけてくれます。おやすみなんて実家に帰らないと誰にも言わない言われない言葉であり、まるで小さい頃に近所のおばさんに「おかえり」と声をかけられた時の気持ちが蘇るよう。わたしは、下駄箱辺りで足に絡みつく女児の濡れた髪を撫で、すっかり冷たくなった風に吹かれ、ふらふらとどこかへ溶け込んでしまいたくなってしまいました。
まさか自分が人生の中で無職捕手が活躍するとは当然思っていなかったし、さらにはバッテリーで肩を温めていたフリーター投手が力投を見せるとも全く考えていなかった。嗚呼我が人生、3回裏で波乱の展開を迎えております。バイト先の休憩室に我が家で取れた柿を20個ほどご自由にどうぞと置いておいたところ、二日経っても18個残っていた時はフリーター投手の降板もが脳裏をよぎりましたが残り半年間という短い期間はしっかり投げ切ってもらう事で決着。ちなみにイオンの中のゲーセンでアルバイトをしています。客の大半は遊技場にて数千個の銀の玉と交換するための紙幣を持ち合わせぬくたびれた顔した中高年がほとんどを占め左手で100円玉数枚を握りしめ右手で球遊器のハンドルを握っている。「ボタンを押せ!」というメッセージが明滅する画面の向こう側に表示されるや否や、初老の女性が織りなす年齢に見合わぬ機敏な動きで連打されるボタンは、求められる押下回数を遥かに超え悲鳴をあげている。(一ヶ月間働きながら観察していたが、一回のリーチにつき年齢と同規模の押下を見せる 傾向にある。)その姿はまるで、ベルの鳴る音を聞くだけで涎を垂れ流すパブロフの犬のようである。ただ、この女性のボタンの連打回数をパブロフの犬の実験に換算すると、おおよそ560mlもの涎を垂れ流している事になる。大量の体液を分泌させながらようやく掴んだ「確変」はすぐに終わりを迎え、初老の女性は20数枚のメダルを握りしめて2F専門店街へ消えていく。イオンの闇である。
以前魔球の投げ方を覚えるとお書きしましたが、こういう類のものって投げ方を覚えるっていうより、気付いたら投げ方を覚えてみたいなやつですよね。24歳の夏に気付きました。深くお詫びします。けど、気付いたら覚えてた、みたいな生き方出来てる人いますか?いつまで経っても何も覚えられねえっす。書いてある事しか覚えられねえっす。聞いたことあるあれこれを歌にして共感を呼んでもしょうがねえっす。でもそれが欲しくなる時もあるっす。前に使ったオカズでオナニーしない人は多分天才肌。
暦は7月に入った。朝夕は涼しくてとても過ごしやすい。が、きっとこれから夏が畳み掛けてくる。次に過ごしやすくていい気候だなとアホ面で申し上げるときは、7月8月9月でベースが満塁になっている10月くらいかな。10月は個人的に強打者。いつも何か物事が起きるのは10月なのである。きっと今年も、走者一掃のタイムリースリーベースを放ってくれるはず。そして、きっと三塁上の10月はホームスチールを狙う。ありえない事が、ぱっ、と起きる季節なのである。対するバッテリーは、かすめとられるのだ。好きな人や大事なものを。ただ速い球が投げられるとか、カーブがよく曲がるとか、それだけじゃ足りない。打たれて しまう。本塁を盗まれてしまう。そして、俺の中では失点が見えている。きっとこのままでは抑えきれない。だから、
魔球の投げ方を、この24歳の一夏で学ぶのだ。
今朝は珍しく7時前に起床し、優雅にモーニングコーヒーでもかまそうかと意気込みながら階段を下りリビングの扉を開くと、そこには浮力を失い急激な速さで落下していく母の尻と、その着地地点にひそやかに佇む猫(あずきちゃん)に姿があった。「アオ」という断末魔を耳にしながら私はキッチンでコーヒーを淹れた。そしてそれが出来上がるまで希望(凄く軽め)という煙草を喫んだ。あれね、2月にパッケージデザイン変わってから裏面のお天気印刷無くなったんよ。初対面の人間と話すときいつもあれを使って会話を繋いでたのに。ほら、ここ天気書いてあるねん、すごいやろ?晴れやで。っつっ て。おかんのケツで潰されて死にかけてた猫をナデナデして出かけて夜帰宅すると、朝淹れたコーヒーが温くも冷たくもないような温度で俺の帰りを待っていた。それをグッと飲み干してその妙な水温に春の訪れを感じた一日でした。ところで4/17に名古屋クアトロでのパスピエのライブチケット余ってるんですが誰かいりませんか?なんか売るに売れなくて捨てるに捨てれなくて。誰も貰ってくれなかったらチケットを切り刻んで毎日少しずつネコ(きなこちゃん)の餌に混ぜていこうと思います。話は変わりますが最近倉橋ヨエコばーっか聞いてます。中でも今日も雨という曲がとても好きで。昔なんかのインタビューで明るい曲も好きって書いてあった事だけが頭に残ってて、なんか凄く救われた気持ちになります。ワンピース姿のあなたを今日も夢見て、眠る。