26年スクリーンで観た映画230「さとこはいつも」3人の「さとこ」。難点は長いこと。 | con-satoのブログ

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 沖田修一監督の新作「さとこはいつも」。3人の世代の違う「さとこ」のオムニバススタイルの物語。最初に登場する「さとこ」は10代の女の子。30代のさとこは映画の宣伝マン。50代のさとこは専業主婦。

 

 この3人の共通点は文章で自分を表現したいという欲求があること。それぞれの日常を描く映画。

 

「さとこはいつも」★★★☆☆

 

 普段の生活では、共通点のない3人をライトなコメディタッチで描く作品。「南極料理人」「さかなのこ」など乾いたコメディで秀作の多い沖田修一らしい作品。

 

 さりげない日常のふとした瞬間の笑い。別におかしくはないのに、なぜか笑ってしまうような、ほっこりしたものを描くのが上手い人。

 

 今回もそんな作風。ファーストシーンで鼻に医療機器をつっこんでいる女の子のアップで始まる。鼻炎の持病の治療。そこへ同級生のイケメンの男の子もやって来る。

 

 ちょっと恥ずかしい姿を共有して、急に、その男の子を意識する。相手はイケメンで人気の男の子。さて、さとこの恋は?

 

 そのあと、有村架純が演じた30代の映画宣伝部員。キャリアもプライベートも充実、のはずが、実は不倫がバレて破綻する。

 

 石田ひかり演じる専業主婦は子育てを終えて、ほっとしながらも無為な日々を送る。

 

 話としては悪くない。でも、この映画の最大の欠点は長いこと。上映時間2時間20分。

 

 いつもらながら2時間をこえる映画には、その必然性が必要。この映画も、それぞれのエピソードを30分におさめ、プラス10分程度のエピローグで1時間40分程度におさめられるはず。

 

 むしろ、それぞれを1本の映画にした方が良かったかも。特に最初の姫野花春ちゃんの中学生のパートはかわいい。これだけで十分、映画として成り立つ。

 

 それだけに、この長さで、ゆるゆるになってしまったのが、もったいない。