26年スクリーンで観た映画213「君の見る世界をなぞる」思春期の揺れる少年の複雑な恋心 | con-satoのブログ

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 南フランスを舞台にした「君の見る世界をなぞる」。主人公は16歳の男の子、エンゾ。裕福な家庭なのに、進学を望まずに建築現場で働いている。

 

 彼が気になるのは、この現場で働く出稼ぎのウクライナ人の青年。現場でつたないエンゾの面倒を見てくれている。そんな青年にあこがれの目を向けるエンゾ。

 

「君の見る世界をなぞる」★★★★☆

 

 パパを演じるのはイタリアのスター、ピエルフランチェスコ・ファビーノ。この一家が住んでいるのはプール付きの豪邸。工事現場の仲間は彼がそんな裕福な家庭の子息と知って驚く。

 

 映画はひと夏の若い日の恋の物語。彼はウクライナの青年に惹かれていく。しかし、それが本当の恋心なのかは自分ではわからない。真剣に恋などしたことがないのだ。

 

 裕福な家庭の一員でいることに窮屈さを感じる思春期。親に反発することで、どうにか自分を保っている。そんな揺れる世代の心情を映画は丁寧に描いている。

 

 南仏の夏の風景が何より美しい。それに、そんな豪邸を支えるのは東欧からの労働者という過酷な現実もしっかり見せている。

 

 
 ウクライナ人の職工を演じている俳優さん。本当に工事現場で働いていたシロウトの人なのだとか。容姿だけでなく、繊細な演技を見せてくれていたので、まさか、シロウトさんとは。
 
 主役の青年も演技のプロではないらしい(水泳の選手だったとか)演出が丁寧だと映画では、シロウトさんでも、それなりに見せることができる。

 それは映画的な面白さ。