先輩芸人に「長い間イジメを受けた」と告発して、双方が謝罪する騒動になった。言葉を商売にしている人とは思えない配慮のなさが産んだ騒動。
しかも、告発したのが若手芸人というなら、年齢差などもあって、お互いに認識に違いがあっても仕方ない部分はあるだろう。しかし、今回、告発したのは中年の芸人。
芸人の格というか、売れ具合を見れば、年より、仕事で立場は違う。その意味で力関係が出てくる。
イジメの加害者と告発された芸人はレギュラーを何本も抱える売れっ子。
売れている側が告発されたことで、判官贔屓の世間は、彼に対する厳しい目を向けた。
個人的な体験、思いでは、中年の男が「イジメられました」というのは一般社会でも情けない。それが原因で精神に関わる病になったということなら、それでも仕方ないけど、単に高圧的に意見をいわれただけのこと。
今は妙に優しい時代になっているので、少しでも厳しい意見を言えば「上から」とか「イジメ」になるようだ。でも、問題だと思えば、当事者同士で話をすればいいし、我慢しておこうと思って収めるのもありだと思う。
告発をエンターテイメントにするのが、ネット社会らしい。でも、それって次元の低い妬み嫉みの世界。面白がるのは関係のない周囲だけ。当事者が結局、傷を負うというは、今回の件でも明白。
どうせ告発するなら実名で、でも、キチンと笑いにするのが芸人なのではないか。
「おぼんこぼん」みたいに最初からネタにしろよと思う。言葉のプロなんだから。
落語も漫才も話芸が好きなので、この騒動、ほんとに情けない。