日曜日の朝の定番的トーク番組「ボクらの時代」。芸能からスポーツ、文化人までさまざまなジャンルの人々がフリーなトークを披露してくれた番組。
この3月で19年の歴史が閉じられる。なんとももったいない。そんなに製作費がかかる番組ではなかったろうに。それに、これほど出演者に「出たい」と思わせる番組はないのではないか。
特に俳優が映画公開にあわせて駆り出される宣伝を兼ねた番組としても、これほど動員につながる番組はないと思う。それは、この番組の視聴者が、たんなるおふざけのトークなどを期待していないから。
普段見せることのない俳優たちの素顔に触れ、作品や仕事に対する思いを知ることのできる貴重な場だから。
今のテレビはバラエティ全盛で、朝から深夜まで、お笑いタレントが幅を利かせている。番組だけでなくCMでもお笑いタレントばかり。
もし、映画の内容、興味を伝えるために、そんな番組に出演しても、いくらキムタクを使ったとしても、その番組の視聴者が映画館へ足を運ぶ率は少ないはず。だって興味はまったく違うところにあるのだから。
そんな中ストレートに作品、俳優に興味を持ってもらえる貴重な番組だった。(逆に内容のないタレントが登場すると、その中身のなさが丸見えになる怖さもあった)
この番組、色々な名シーンがあったけど、一番印象に残っているのは「国宝」の李相白監督が登場した回。
「国宝」でも組んだ美術監督の種田陽平と李作品「フラガール」で主演した蒼井優とのトーク。その時の作品は「悪人」。蒼井優は違う映画で同じ九州で撮影をしていたので陣中見舞いに行ったそうだ。
クランクインして1週間なのに、現場はドーンと重たかった!と笑った。それを聞いた種田陽平は「まだ若いからいいけど、このまま行ったら潰れるよと」警告。でも「国宝」のパワーはその李監督の潰れる寸前まで行く覚悟の結果だった。
最終回に登場するのは、この番組のナビゲーター小林聡美。オーラスの登場!片桐はいりと市川実和子とのトーク。そこに、もたいまさこがいないのは、くれぐれも残念!
この3人!
