フランスの音楽家のドキュンタリー映画「ミッシェル・ルグラン世界を変えた映画音楽家」。
ルグランというと映画音楽のイメージが強いけど、ジャズでも才能を発揮した人。
映画は晩年、オーケストラと共演したライブをクライマックスに、ルグランの生涯をドキュメントしている。
「ミッシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」★★★★☆
サブタイトルは意味不明。こんなに素敵な内容の映画なのに、配給会社のセンスのなさが情けない。「世界を変えた」って。
しかも、映画を見ればルグランが映画音楽という狭い世界だけに生きた人ではないのがわかる。
もちろん軸足は映画音楽においているが、ステージミュージカルもジャズも自分のものにしている偉人。
さらに、この映画で「そうだ!」と気付かされたのがジャス・ヴォーカリストとしてのルグラン。
チェット・ベイカーやサッチモみたいに有名ではないけど、ジャズマンって「歌える」人が多い。ヴォーカリストのルグランも、なかなか魅力的。
「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」のジャック・ドゥミとのコンビは有名。でもルグランはフランスに留まらずハリウッドでも成功。アカデミー賞を3度受賞している。
映画のクライマックスはルグランがバーブラと組んだミュージカル映画「イエントル」の音楽。ルグランは自らの最高部類の成功作と位置付けている。
日本では知名度のない作品だけど、この音楽は傑作。映画だけで終わっているけど、いつかはブロードウェイにかからないかなと思っている。
