ビートルズを育てた伝説のマネージャー、ブライアン・エプスタインの伝記映画。リバプールで家具屋を経営するユダヤ人一家に生まれたエプスタイン。しかし、彼は家具屋に飽き足らずレコードショップを開設する。それが大当たり。そこで、まだ無名のビートルズを知り、彼らのマネージメントをしようと思い立つ。
「ブライアント・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男」★★★★☆
当然、エプスタインを通したビートルズの裏話の映画なのだろうと思っていたら、後半はまったく違う展開に。ブライアンがゲイであることに苦しむ物語だった。
予告編では、その部分はまったく割愛されていたので、本編を観て、驚いた。ビートルズの音楽映画を期待した人には物足りない内容だったのではないか。
しかし、60年代にイギリスでゲイであることの苦悩。それは深いものがあった。何せ、警察につかまるような案件なのだ。それだけに、脅迫にあったり、お金を騙し取られたりする。
栄光の影。そんなプレッシャーがあったのでエプスタインは薬に走り32歳の若さで亡くなる。今のカムアウトも当たり前の時代なら、考えられない状況。それも、わずか半世紀前なのに、まったく状況が違う。それが逆にリアル。
良かったのは、若いビートルズを演じた役者さんたち。レノン、ポール、ジョージ、リンゴ、それぞれ似ている。
ビートルズのファンにとって不満だろうと思うのは流れる楽曲が少ないこと。予算の問題もあったと思うけど、エプスタインの話を強調したくて、ビートルズの楽曲は抑えめだったのだろう。
