岡本太郎の作品をモチーフにした怪物映画「タローマン」。予告編を見た時、あまりにもバカバカしい設定に、もしかして、と逆の期待を抱いた。
おバカ映画の流れは覚悟していたけど、ここまでとは。一番ダメな点は作者に笑いのセンスがないこと。
本当に最近の日本映画の作者で笑いがこなせる人がいない。こんなバカバカしい設定なのだから、かなりレベルの高いユーモアでコーティングしないと成り立たない。
「大長編タローマン・万博大爆発」★☆☆☆☆
ネットでの評判は悪くないし、シネコンもそこそこの入りだった。昔の特撮テレビ映画風を道具に使っているけど、その世界へのリスペクトは感じない。
パロディは基本、対象にするものへの理解、愛が基本。さらに、それを品良く模写しながら、笑いを散らばめる。
いうなれば、清水みちこ的なセンスが必要。彼女は好きな人しかモノマネできないといっていた。そう、そこに深い愛があるから、笑いに繋がるのだ。笑いにはパッションが必須。