25年スクリーンで観た映画198「生きがい」能登震災&豪雨被害をリアルに描く | con-satoのブログ

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 昨年のお正月1月1日に発生した能登地震。地震の規模も大きく、被害も甚大だった。さらに、その年の秋には豪雨被害。震災から、少しずつ回復をしていた能登に悲劇が重なった。

 その豪雨の後の能登半島を描いた映画「生きがい」。震災映画だと思うと気が重かった。映画は被害者の実態に、なるべく近いい描き方だった。


「生きがい」★★★★☆

 主人公を演じたのは鹿賀丈史。元学校の教頭。頑固な性格で周囲からは「黒鬼」と呼ばれて敬遠されている。

 この設定が見事。避難所にも馴染めずに、崩壊の危険がある自宅にこもる。さらにガサツなボランティアを怒鳴り散らす。

 彼の世話を甲斐甲斐しくみる根岸季布からは「ボランティアさんを怒らすなんて!」と叱られる。

 そんなリアル感のある被災者の姿がさりげなく描かれる。監督は宮本亜門。素材の割に意外なあっさりとした演出に好感。

 鹿賀丈史演ずる主人公に象徴されるように、キレイごとでないのがいい。