丸の内東映が昨日で65年の歴史に幕を閉じた。
建て替え後は映画館は入らずホテルなどになるそう。
シネコンを作らないのは平面積がないので、多層構造にしかなれないことと、今さらシネコンを作ってもTOHOシネマズ日比谷とは勝負にならないから、だそう。
この建物、映画館だけでなく、東映本社でもあったので、東映の本社はどこに移るのだろう?(まさか大泉?)
かつて銀座エリアは日本の映画興行を代表する映画館が揃っていた。(正確には銀座ではない)日比谷には東宝の本社があり、そのエリアには有楽座、日比谷映画、スカラ座、千代田劇場、みゆき座。松竹本社のある東銀座にはセンラトル、東劇などがあった。(松竹は現在のマリオンが建っている場所に丸の内ピカデリーも所有)
銀座は東宝、松竹、東映の日本のメジャー映画会社がある映画の街だった。
日本映画だけでなく、洋画配給の東宝東和、ユニバーサルとパラマウント映画を扱ったUIP、ワーナー映画は京橋に、コロンビア映画は新橋にあり、試写を見るのに歩いて移動できた。
その一角だった東映がなくなる。(洋画各社も今は銀座エリアにはない)
今となっては古臭い映画館だけど、このオールドな雰囲気が良かった。特に地下の劇場。丸の内線が通るとひそかに電車の音が響くのも、ご愛嬌。
昨日はその大ラスの千秋楽。上映されたのは「ワンピース・レッド」。65年の歴史の最後が、この作品?人気ぶりはわかるけど、せめて時代劇か、ヤクザ映画じゃないか?それが東映映画らしいフィナーレ。そうしないのが東映か?
地下の東映2で観た映画でもっとも印象に残っているのは「ザッツ・エンターテイメントPART3」。「1」はご近所の丸の内ピカデリーで公開され大ヒット。(丸の内ピカデリーは、ミュージカルをヒットさせる劇場だった)「3」は東映地下って!
それにしても東映本社は銀座なのに、どうして「銀座」でなく「丸の内」何だろ?(マリオンに西武百貨店が進出した時には「銀座店」にしようとしたのに銀座側からクレームが入り、泣く泣く「有楽町店」に変更した)

