先週末、全米公開された「スーパーマン」の新作が大ヒット。アメリカ映画復活の兆しが見える。
日本市場でも「国宝」に阻まれたとはいえ初登場2位。洋画(おもにアメリカ映画)不振と長らくいわれていたけど「ミッション・インポッシブル」「F1」「リロ&スティッチ」「スーパーマン」などがランキング入りしている。
アメリカ市場では上記の映画以外に「ジュラシック・ワールド」「ヒックとドラゴン」なども2億ドルを超えるメガヒットになっている。
長らくアメリカ映画不信が続いていたけど、ここへ来て確実に復活の様相を見せていると感じる。最近見たネット記事で、中国がアメリカ映画を圧倒などという記事を見つけた。観客動員という意味では中国のボリュームはあるかもしれないけど、それはあくまでドメステックな話。いくら世界的な売り上げランキングに食い込むような中国映画があっても、それはあくまでも中国国内の売り上げ。他の国でヒットするような映画ではない。
かつて、中国映画界にはカンヌ、ベネチア、ベルリンなどの国際映画祭常連の巨匠もいたけど、今はいない。質的な部分で中国映画が評価されたとは聞かない。
ハリウッドはこの10年近く「アベンジャーズ」に代表されるコミックの連作を連発していた。観客動員という意味では成果は一定あったかもしれないけど、内容的には貧しいものだった。
それにNetflixやAmazonなどの配信会社が製作する作品が、その製作費の規模で市場を圧倒した時期もあった。一部では成功作もあったけど、結局、シアター優先という公開方法に落ち着いた。
アメリカ映画は脚本家などのストに代表される紆余曲折を経て、再び行きべき方向を見出したといえるのではないか。それが映画ランキングの結果に現れているように見える。
幼い時からアメリカ映画で育ったシニアの映画ファンにとっては、望ましい状況になったなと、ひと安心。
