人気作家ジェフリー・ディーヴァー。彼のシリーズの中でも一番人気の高い「リンカーン・ライム」もの。その中でも「傑作」と評判の高い「ウォッチ・メイカー」をやっと読んだ。
つい最近になってディーヴァーにハマったので、順不同に読んでいる。リンカーン・シリーズを読み進めていると、この「ウォッチ・メイカー」がいかに重要なキャラクターか判る。そのキャラ登場がしたシリーズ最高峰といわれる作品。
もちろん舞台はNY。ライムは通り魔的な事件を追い、サックスは他の事件も担当する。サックスの事件はある実業家の自殺。しかし、どうも殺人の匂いがする。ライムはサックスが違う事件を担当することを心良く思ってはいない。
そのサックスが追う事件、警官の汚職疑惑が浮かび上がり、しかも、サックスの亡くなった父親の汚職疑惑まで登場。サックスは動揺する。
一方、ライムが追う、現場に置き時計を残す「ウォッチ・メイカー」の連続事件。犯人は一切有効な証拠を残さない。さて、犯人の目標は?微妙な関係になるライムとサックス。しかも、サックスは刑事を辞めることを考えるようになる。
設定がどんどん変わり、物語がどんどん進んでいく。文庫で上下800ページが、あっという間。
のちに独立したシリーズになる特殊な能力の持ち主キャサリン・ダンスも登場する。別件でカリフォルニアからNYに来ていたダンス。クリスマスなので、早く帰りたいのに、事件への興味で帰宅を伸ばすというのが笑える。
脇役として登場ながらも、キチンと書き込んでいるので、ドラマに厚みが出来る。だから、のちに独立したシリーズの主人公になる。
物語は完全には終結はしないで、ウォッチ・メイカーは、このあともライムとの勝負を重ねる。
