ブラジル出身で世界的に活躍した写真家セバスチャン・サルガドが5月23日に亡くなったことがブラジル大使館から公式に発表された。
1944年生まれの81歳。ブラジルの裕福な家庭に生まれたサルガド。25歳の時にフランスにわたり、以降、基本的にはヨーロッパに在住していた。
しかし、軸足はヨーロッパに置きながらも、サルガドの取材対象はアフリカや南米など世界各地に及んでいる。
サルガドの特徴はモノクロの美しい作品。どんな悲惨な光景を撮っても、ドラマチックに美しく表現した。
それが時に批判の対象にもなり、賛辞の対象にもなった。サルガドの記録映画を作ったヴェーダースは、それを「神の眼」と表現した。
確かに神様が見たような威厳のある光景を作品にしたサルガド。現存する写真家では一番世界から尊敬を受けた作家。ブラジル生まれで、ヨーロッパに渡り世界中を被写体にしたサルガド。まさにコスモポリタン。


