昭和の時代みたいにはっきりはしていないような気がするけど、それでも4月は年度始め。第2の新年。
テレビも番組編成が変わる。いつもレギュラーで見ていた番組が消滅してしまったり、時間が変わったり。
改編ではないけど、この4月に終わったのが、CDの通販番組「音楽のある風景」。30分構成で日替わりでクラシックから歌謡曲、演歌まで幅広い音楽が楽しめた。
大まかにいえば、通販番組なのだけど、音楽番組といっていい内容だった。早朝、まだニュースが始まる前の時間、BS各局でそれぞれの番組を流していた。
優れていたのは、その映像。クラシックでは上品なヨーロッパの風景。オールディーズではマリリン・モンローやジェームス・ディーン、さらに「アメリカン・グラフィティー」の画像が音楽と共に流れていた。
早朝、早起き、音楽好きシニアには、ありがたい番組だった。もうCDなど売れない時代なので、番組放映は4月1日ですべて終了してしまった。この音楽番組(通販でも)が生活のリズムになっていたので、物足りない気分。
改編で残念だったのは、フジテレビ日曜日の朝の「はやく起きた朝は」のCSへの移行。磯野貴理子、松井直美、森尾由美の中年おばさんのトーク番組。30年以上も続いたのは、制作費が安かったからだろう。
他愛のない会話で成立している番組だけど、企画もお金もない、今のフジテレビが置かれた現状を考えれば、そのまま継続が正解だったと思う。 いかにも地上波らしいユルい番組。CSまで追いかける人はいないだろう。30年以上続いたということはコンテンツとして魅力があったということ。後続は通販番組になった。
日曜日の朝はミドル〜シニア対象の情報番組がしのぎを削っている。ここでもフジは脱落。