今年も日本映画がなかなか充実している。河合優美が主演した「あんのこと」。テレビ、映画の話題作に続々出演している河合優美は間違いなく24年を代表する俳優。「あんのこと」での演技は主演賞の有力候補だと思う。
日本製のミュージカルとしては珍しく成功した「はじまりの日」。それに日本映画の若手俳優の旗手、磯村勇斗が主演した「若き見知らぬ者たち」。この3作品に共通するのはシングルマザーの家庭。そして、その母親が鬼親であること。
子供に寄りかかることでしか生きられない親。これほど、そんな作品が続くと日本の現状って、こんなものなのか?と思えてしまう。
自分の周囲には、その手のひとがいないので、こんな親のあり方って一般的なのか?と考え込んでしまう。
映画(フィクション)には、普段の社会で注目を浴びないところにスポットを照らすという役割もあるとは思う。
フィクションだからこそ表現できる世界。あなたは眼にしていないけど、世の中にはこんな世界もあるんですよ、いうような提案ができる。
昨年の「正欲」などは、まさにそんなお話だった。
それにしても、日本にはあんな鬼親がゴマンといる?のか?
