ノルウェイ映画のドキュメンタリー映画「ソング・オブ・アース」、描かれるのは老いた夫婦の日常。住んでいるのはフィヨルドの谷間。その雄大な自然と共に生きる姿が描かれる。
「ソング・オブ・アース」★★☆☆☆
環境破壊を憂うような意識高い系の映画。風景はきれい。これは圧倒的。撮り方も美しさに徹している。それはいい点なんだけど。この老夫婦の理屈ぽいのが面倒臭い。
「昔から村人は闘った」なんておじいさんが言うから厳しい環境のことをいうのかと思ったら「村に電話を取り付けた」なんて言う。それが村人の闘い?
それに自然の被害と戦ったというけど、自然被害の多い日本なら、その程度ですか、という程度。どこに住んでも命の危険に晒されることはあるでしょう。それを自分たちだけの重大なことのように語る。
うーん、こういうので「癒される」っていう人いるんだろうな。製作総指揮はヴィム・ヴェンダース。なるほどなと思う。「PERFECT DAYS」にも通じる表層の正しさ、美しさ。間違いとか、ダメですよとは言わせない圧のようなものを感じる。
おじいさんがひたすら能書きを口にして、歩く、歩く映画。家庭は出てこないなと思ったら、監督が娘さんだとか。こういうの美しい家族愛というのでしょうか。
こんなパパもママのいらない。一見素朴そうで、能書き、理屈の多い家庭、めんどーです。
