もうすぐ最終回、BS松竹東急で放映中の木下恵介アワー最終作「我が子は他人」。 | con-satoのブログ

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 BS松竹東急で放映中の「我が子は他人」。主演は松山省二、音無美紀子、杉浦直樹、林美智子。松山と音無は蒲田周辺で工事請負会社を経営する夫婦。ある時、産院から知らせが来て、出産時の不手際で、子供が入れ替わっていたことが判明。相手は高校の教師をしている杉浦直樹と妻、林美智子。

 二組の夫婦が話し合い、子供たちを交流させる、というドラマ。子供の入れ替わりというのは、福山雅治、リリー・フランキーで映画化された是枝裕和監督の「そして父になる」の原点ともいうべき作品。(キャラの設定など似ている)

 15作続いた「木下恵介アワー」の最終作。脚本は朝ドラ「雲のじゅうたん」を大ヒットさせた田向正健。大河ドラマを3作(「武田信玄」「信長」「徳川慶喜」)手がけた大御所の若い時の代表作。

 芝居巧者の主役を揃えたので、ほぼこの4人と、松山の母親役、小夜福子の5人で進行する。子役は「砂の器」で加藤嘉の子供を演じた春田和秀と吉田友紀。

 演出には木下恵介の他に、名匠、中村登(「古都」「智恵子抄」で2度のアカデミー外国映画賞ノミネート)まで登場する。

 テレビドラマのわりに大物が顔を揃えている。それだけに見応えのあるドラマになっている。