24年映画は映画館で123「青春18X 2」台湾・台南と福島・只見を結ぶラブストーリー | con-satoのブログ

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 台湾と日本の合作映画「青春18X2・君へと続く道」。主人公はシュー・グァンハン演じる青年。

 映画はゲーム会社の社長だった彼が社内クーデターで解任されるシーンから始まる。36歳ですべてを失い故郷へ帰る。そこで18歳の時の初恋を思い出す。

 大学進学のためにカラオケ屋でアルバイトしていた時、日本の女の子が突然やって来る。旅先で財布を無くしたので働かせてくれ、というのだ。日本人で台湾に移住したオーナーは彼女を雇う。その彼女に主人公のジミーは心を惹かれていく。

「青春18X2 君へと続く道」★★★★★

 久しぶりに観た初恋の淡い気持ちをストレートに描いた映画。18歳と36歳を演じるシュー・グァンハン。18歳の時は18歳に見え、36歳の時には、若見えする36歳に見える。年齢は34歳なのに18歳をあれだけ自然に演じられるのが、作品を成功させた大きな要因。

 大人になって、挫折して、淡い純粋な初恋を思い出すというのも物語として、良い展開。

 それに台湾と日本のロケシーンがそれぞれ魅力的。台南に行って見たくなるし、只見線にも乗ってみたくなる。

 さらに良かったのは、映画へのリスペクト。フィーチャーされるのはアジアで大ヒットした岩井俊二の「LOVE LETTER」。台南のレトロな映画館で映画デートするシーンには感動する。

 その映画館のシーンでは台湾の青春映画の名作「藍色夏恋」のポスターも。

 その「LOVE LETTER」が後半の物語にも繋がる。爽やかな恋愛映画の王道。