東出昌大の日本批評家大賞主演男優賞受賞は日本映画にとってもおめでたい。 | con-satoのブログ

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 東出昌大が昨年主演した「Winny」で日本映画批評家大賞の主演男優賞を受賞した。東出は現在公開中の「青春ジャック・俺たちを止められるか2」にも井浦新と共に主演している。


 昨年は、この「Winny」以外にも「とべない風船」「福田村事件」「コーポ・ア・コーポ」にも出演している。一昨年末には「天下の花」で主演で、作家・三好達治役も演じていた。

 スキャンダルでテレビなどのメディアの露出は難しくなった東出。しかし、俳優としては、積極的に映画に出演して、なかなかのいい演技を見せている。

 受賞の対象になった「Winny」ではSNSが一般的なではなかった時代の先駆者を演じていた。映画としては大きくヒットすることがなかったけど、共演した三浦貴大と共に好演。それが認められた。

 どの映画でも、個性的な役を決して器用ではない役作りで、見せてくれている。使う側としては、ギャラも安いし、スターとしての華もあるし、事務所もないので難しいことも言わないので、使いやすいのだろう。

 それは彼のキャリアにとっても良いことだと思う。それがこの受賞につながっている。世間では、まだ、あのスキャンダルのイメージが引き摺られているのだろうけど、映画ファンとしては、俳優の私生活など、どうでもいい。スクリーンで存在感を示してくれればいいのだ。