先日フランスのニュースで女性を讃える特別なコインが製作されることになり、キューリー夫人らと共に、ジョセフィン・ベーカーも選出されたと伝えられた。
日本で彼女の名前を聞いてピンと来るのは余程のエンタメ好きな人だろう。パリに住んでいる人でも、エンタメに興味がなければ、知らないかもしれない。
そんな記念コインに選ばれるほどフランスではセレブのベーカー。パリのフォーリー・ベジュール全盛期のスター。
セーヌ川（ミッテラン図書館の近く）には、ジョセフィン・ベーカー・スイミングプールが浮かんでいるほど、パリジャンには親しみのある存在。パリの華だったベーカー。
先日、銀座シャネルで見たジョージ・ホイ二ゲン・ヒューンの写真展でも、ベーカーの写真が展示されていた。シャネル自身やチャップリン、グレタ・ガルボなど世界のセレブコーナーに展示されていたベーカー。これだけ見ても彼女がいかに特別な存在だったかがわかる。
生涯、たくさんの養子を迎えたベーカー。その養子の子供がパリの友人の知り合いだった。10区のアパルトマンの向いの部屋に住んでいたベーカーのお孫さん。（血縁はないけど）