BSプレミアムシアターで見たコッポラ86年「ペギー・スーの結婚」驚きの豪華脇役たち | con-satoのブログ

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 フランシス・フォード・コッポラが1986年に監督した「ペギー・スーの結婚」をBSプレミアムシアターで見た。

 タイトルのペギー・スーを演じるのはキャサリン・ターナー。離婚間近の夫にニコラス・ケイジ。

 二人は高校時代の同級生。物語は倦怠期を迎えた中年時代から始まる。久しぶりの同級会が開催。離婚間近の旦那のことを聞かれるので、行く気になれない。しかし、娘の強力な後押しで参加。そこでパーティクイーンに選ばれてしまい、そのスピーチの最中に気絶してしまう。

 気がついたら、そこは1960年、高校3年生の時。もちろん、夫もそこにいて、二人は周囲公認のスティディ。

 中年になって倦怠期を迎えることを知っている彼女は複雑な心境になるという話。

 キャサリン・ターナーは81年「白いドレスの女」の悪女役で鮮烈なデビュー、いきなりスターになった。80年代のハリウッドを代表するスター。

 夫役のケイジはコッポラの甥。二人の娘を演じるのは、のちにオスカー女優になるヘレン・ハント。彼女に代表されるように、この映画、配役が凄い。

 のちにオスカー俳優になるような俳優、大スターになった俳優たちが、続々、脇役で登場する。

 主演のケイジも「リービング・ラスベガス」でアカデミー賞主演男優賞を獲得。ケイジの高校時代の仲間にはジム・キャリー。60年のターナーの妹にはソフィア・コッポラ。母親にはバーバラ・ハーシー。高校の同級生にジョアン・アレン。

 このすべての俳優たちが後にアカデミー賞の受賞者または候補者になっているのだ。「ゴッドファーザー」はもちろん、青春映画「アウトサイダー」でも数々のスター俳優を産み出したコッポラ。

 映画の出来は平凡なのだけど、このキャストを見ているだけで十分楽しめた。