50回通ったパリの思い出⑤シルヴィ・ヴァルタンのコンサートのためだけに行ったことも | con-satoのブログ

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 フランスに通う内に自然にフレンチポップスに馴染むようになった。フランスはラジオが盛んで、たくさんの放送局がある。それもフランスらしく、かなり政治色が強い。自己の考えを持つこと、表明することが日常の国。

 普段の友人同士の集まりでも、常に政治的な問題について話をする。日本でもアメリカでも友人同士の集まりや、まして大勢が集まるパーティなどでは政治の話はご法度というのが常識だけど、フランス人は常に各自の主張を繰り出し、討論をする。

 そんなフランスのラジオで流れるのはフレンチポップス。思えば日本でも70年代まではフレンチポップスって日常にシーンに流れていた。

 ミッシェル・ポルナレフ、シルヴィ・ヴァルタン、フランス・ギャル、フランソワ・アルディなどなど。

 その中で、一番好きなのはシルヴィ・ヴァルタン。70年代日本でも絶大な人気を誇ったフレンチ・アイドル。「あなたのとりこ」「アイドルを探せ」などは今でもよく聞くことがある名曲。

 1944年生まれなので現在79歳。今年でツアーは終わりと宣言しているらしいけど、今でもフランス人にとっては大スター。


 そのシルヴィのコンサートを観るためだけにパリに渡ったことがあった。1999年のオランピア劇場。パリでも歴史のある格式のある劇場。もちろん満席の客席。本場でシルヴィへの熱狂ぶりを体験した。

 今、一番良く聴くのはダリダ。大人になるとダリダの歌が沁みるのだ。