タイトルに偽りアリ!「SEIKO JAZZ」第3弾はJAZZじゃなくてPOPSだった。 | con-satoのブログ

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 松田聖子がジャズを歌うという「SEIKO JAZZ」プロジェクト。5年ぶり第3弾「SEIKOJAZZ 3」がリリースされた。2017年にリリースされた第1弾はグラミー賞を受賞したディビッド・マシューズが担当。収録曲も「マシュケナーダ」「イパネマの娘」「スマイル」「追憶」「恋の面影」など名曲ばかり。アレンジもポップスよりのジャズテイスト。英語が得意という松田聖子の利点を活かした企画だった。

 その年の日本レコード大賞の企画賞も受賞。企画ものとしてはリリース面では満足いくものかはわかないけど一定の成功を収めた名盤だった。

 2年後には第2弾もリリース。松田聖子としては、このジャズ・プロジェクトをもう一つの路線にしたいという意欲が伝わった。

 そして第2弾から5年経ち、リリースされた第3弾。昨年からリリースの予告されていたので、待っていた「SEIKO JAZZ3」。


 しかし、今回はJAZZではなくPOPSだった。第2弾ではセルフカバー「SWEET MEMORIES」が収録されていた。この曲はオリジナルがジャズテイストなので、この企画に合っていた。

 この3弾では取り上げられたのは「赤いスイトピー」。もちろん松田聖子の代表作ではあるけど、これがジャズになるかというと微妙。1曲目が「I'm not in Love」だということでわかるようにポップスの名曲のカバー集。アレンジも全体にジャジーなテイストがない。

 外国曲をカバーした「ETERNAL」シリーズの最新作といった趣。これは、今回は誰かに頼むことなくセルフでプロデュースしているからだろうなと思った。