ジェニファー・ローレンスが2012年から15年にかけてシリーズ4作に主演した「ハンガー・ゲーム」。
この前日譚として製作された「ハンガー・ゲーム0」。ジェニファーのシリーズの約70年前の話として展開される。
主人公のスノーがジェニファーのシリーズでドナルド・サザーランドが演じたスノー大統領になるというわけ。「SW」のエピソード1-3のような、闇堕ち主人公の作品。
「ハンガー・ゲーム0」★★★★☆
157分という長編。3部構成にわかれている。最初のパートが少し退屈だったけど、次第に面白さが加速。特に主人公が軍隊に入る最後のパートは良く出来ていた。パート1は★★★☆☆。パート3は★★★★☆。
ヒロインは「ウエスト・サイド・ストーリー」のマリア、レイチェル・ゼグラー。今作の目玉は彼女の歌。迫力があるフォークロア調の曲が歌われる。
残念なのは、アメリカでは「ウィッシュ」の3倍ヒットした成功作なのに、ほとんど宣伝もされないで日本公開されていること。
このシリーズ、ジェニファーの時代からアメリカではメガヒットになるけど、日本ではまったくダメと思われているよう。
作品の出来が悪ければ仕方ないけど、作品の出来が良いからアメリカの観客に支持されたのに。
週末のシネコンはガラガラだった。それに自分を含めて、おじさんばかり。ちょっと、もったいない。