23年映画館愛がとまらない360「きっと、それは愛じゃない」 | con-satoのブログ

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 リリー・コリンズが主演したロンドンを舞台にした恋愛映画「きっと、それは愛じゃない」。彼女が演じたのは新進ドキュメンタリー作家。とはいっても新作を撮るのは簡単ではない。プロデューサーに提案したテーマは却下。思いついたのは隣人のパキスタン人の結婚をテーマにすること。幼馴染の若き医師はイギリス生まれ。しかし、結婚はパキスタンの習慣にならってお見合い結婚を選択するという。その方が合理的だというのだ。出自はパキスタンでも、彼は自由なイギリスで育ったのに?と彼女は思いながらも見合い結婚の取材をする。


「きっと、それは愛じゃない」★★★★☆

 イギリスの中で独特な地位を占めるインド、パキスタン系。いまや首相がそうなのだから、彼らがイギリス社会に欠かせない存在であることは確か。しかし、契約結婚のような制度を頑なに維持する独自性も持っている。

 この映画の男性、イギリスに生まれ、自由な教育を受け、医師という社会的な地位もあるのに、自由恋愛よりパキスタンの習慣にしたがって見合いを選ぷ。

 隣人として彼らに接して来た彼女には、それが理解できない。同じ価値観を持っていたハズなのに、と。

 もちろん恋愛映画なので、彼女が彼に惹かれているのは観客にもわかる。しかし、彼女はその想いを素直に表現できない。彼もわかっているけど、自分の感情より家族の規律を大切に、その気持ちを封印している。

 映画はなかなか面白い展開で、このモヤモヤした恋愛のかたをつける。リリー・コリンズがコケティシュでキュート。世代的にはどうしてもパパの顔が浮かんでしまう。でも、パパ、フィル・コリンズだって少年時代は子役だったのだ。

 相手のパキスタンの青年もイケメン。まるで現首相のような肌の濃いエリートが似合う。

 イギリスの多様性を反映した、ちょっとだけ社会性も含んだ恋愛映画。