ジブリから独立したアニメスタジオ、ポノックの新作「屋根裏のラジャー」。主人公の女の子にしか見えない男の子ラジャー。子供の頃には誰にでもいたかも知れない想像の友。そんな二人の冒険物語。
「屋根裏のラジャー」★★★★☆
期待しないで観たせいか素直に楽しんだ。ただ気になるのは、このスタジオポノックの映画のテイスト。物語展開、背景、人物造形、すべてジブリテイスト。
観客はそれを身限っているのか、公開初週では、アメリカでは大コケしたディズニーの「ウィッシュ」に大差をつけられている。
それでも、作品単体としてみれば、イマジナリーという存在はアニメ向き。それに子供心を持てば、誰にでも、そんな存在がいるというのは正統なフェアリーテール。
声優に関してはママ役の安藤サクラはミスキャスト。特徴のあるセリフまわし、声なので画面に安藤サクラの顔がはみ出す。これ声優としては致命的なミスキャスト。