キルギス映画「父は憶えてる」。タイトルになっている父はロシアに出稼ぎに行ったまま帰って来なくなっている。その父が23年ぶりに帰ってくる映画。父帰るの話。しかし、妻はそこには残っていない。息子は、ギルギスの言葉も忘れて、記憶も失っている父に戸惑うばかり。
「父は憶えてる」★★★★☆
中央アジアのキルギスの風景を眺めるだけで満足。それにいかにも、この地らしい素朴な物語、語り口もいい。個人的にはこういう珍しい国の映画は好き。絶対に訪れることはないだろう国。映画なら物語とともに、その地を訪れる気分にさせてくれる。
記憶を失った年老いた父。何故かゴミ拾いを始める。しかし、そんな様子を見て、周囲は戸惑うばかり。
妻は地元で嫌われている金貸の男と再婚。元夫が戻ったことで夫婦関係はギクシャクする。妻の心は元夫へ傾いていく。そんな微妙な心理の変化も細かく描写されている細やかな映画。
