23年映画館愛がとまらない292「死霊館」ホラーは苦手でも、このシリーズは怖くて、好きです。 | con-satoのブログ

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 ホラー映画「死霊館」シリーズの最新作が公開。この作品でシリーズ10周年で8作目。これだけの人気を保てるのは、この映画が怖いということをストレートに表現しているから。その最新作は1956年のフランスで起こった神父の殺害事件から始まる。


「死霊館のシスター・呪いの秘密」★★★★☆

 シスターを演じるのは、このシリーズの立役者ベラ・ファミーガの妹、タイッサ・ファミーガ。彼女の一途な佇まいがいい。彼女が演じるアイリーンが悪魔と対立する。悪魔は、かつて彼女を救ってくれた男、モーリスに帰依していた。

 モーリスは修道院の雑用係。その修道院で起こる惨劇が描かれている。

 1950年代のフランスの風景が物語に厚みとダークさを与えている。クラシックな修道院の佇まいが、いかにも悪魔が来そうな雰囲気を醸している。

 閉ざされた礼拝堂など、リアリティがあるので、怖さが倍加する。今年はラッセル・クロウのエクソシスト映画もあったけど、さすがに10年も続く人気シリーズ、怖がらせ方のテクニックが違う。久しぶりに怖いと実感できる映画。