「木挽町のあだ討ち」祝!直木賞&山本周五郎賞W受賞。Wは3度目。原田マハなど未直木賞作家たち。 | con-satoのブログ

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 永井紗耶子の「木挽町のあだ討ち」が今期の直木賞を受賞。今年の山本周五郎賞も受賞しているのでW受賞。Wで受賞するのは、今回で3回目。直木賞は年2回、山本周五郎賞は年1回。同時受賞は他に佐藤究「テスカトリポカ」(21年)熊谷達也「邂逅の森」(04年)。

 今回、永井紗耶子と直木賞を受賞した垣根涼介は05年「君たちに明日はない」で山本賞を受賞済。直木賞と山本賞の両方を受賞しているのは京極夏彦、恩田陸、萩原浩、重松清、天童荒太、篠田節子、宮部みゆき、船戸与一など売れっ子作家たち。

 山本賞を受賞しているのに直木賞未体験なのは、原田マハ、湊かなえ、佐藤多佳子、吉本ばなな、伊坂幸太郎など、こちらも、なぜ?直木賞に縁がない?と思うような錚々たる作家たち。賞なんて時の運ということもあるだろう。それにしても直木賞、山本賞作家たちは見事なほど、今の日本の小説界を支える作家が揃っている。やはり力のある作家の証であることは間違いない。

 ちなみに村上春樹は芥川賞も、山本賞も、直木賞も無冠!

 芝居好きにはおすすめの時代小説。堪能したので、今回の受賞、素直に嬉しい。