連休の朝、福岡の焼失した映画館・昭和館のドキュメンタリーを見た。 | con-satoのブログ

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 連休の影響があっての番組編成なのかNHKは朝からドキュメンタリーを連日放映している。そんな朝、見過ごしていた番組を見ることが出来た。

 それは、福岡で焼失した映画館・昭和館のドキュメンタリー。小倉の旦過市場にあった映画館は22年8月の大火で焼失した。

 その映画館主にまつわるドキュメント。ここは地元では有名な映画館らしい。高倉健も訪れたことがあって二代目の館主とも交流があった。

 ある時、経営が苦しくて、高倉健に手紙を書いたら、思わず返事をいただいたそうだ。その手紙が番組で紹介された。これが、有名人のおざなりな手紙ではなく、心のこもった内容だった。

 「この世はスクラップ&ビルドで進歩するもの。自分はそう信じています」と一見、劇場の保持に苦心する館主には冷たいような内容。

 しかし「自分の信じる道を後悔なく生きてください」と結ばれて、館主に大袈裟でないエールを送っている。

 番組では、館主はこの手紙をもらい、これからは迷いなく映画館を運営していこうと考えたと語っている。

 安易なエールを送るのではない、厳しい現実を踏まえた、ささやかな応援のメッセージ。さすが、高倉健だと思った。

 この番組では、まだ、再建の見通しが立たない場面で終わっているが、HPを見ると、地権者との話がつき、今年の暮れには、再開の見通しがたったそうだ。

 一時は廃館が続いたミニシアター。最近はデジタル化の影響で番組編成の自由度が増し(1日何作品も上映できる)以前よりは復活の兆しも見える。

 地方のミニシアターは決して安穏な状況ではないと思うけど頑張って欲しい。

 映画館のある小倉もロケ地になった健さんの遺作。