22年映画館で観た273本目「42-50火光」若くしてメジャーで成功した監督の自主映画 | con-satoのブログ

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 「神様のカルテ」「60歳のラブレター」などで30代から第一線の監督して作品を発表してきた深川栄洋。50代を前にして妻である女優、宮澤美保を主演にした自伝的自主映画を製作した。タイトルは「42-50」。主人公たちの年齢。女優の妻は42歳。脚本家の夫は50歳。それぞれ仕事優先でこれまでを過ごして来た。子供を欲しいと思っていなかったのに、いざ、高齢出産でも限界の歳になると子供を作ることを考える。しかし、そんな時に家族に問題が起き、二人の夫婦の関係も揺らぐという話。


「42-50火光」★★★★☆

 これまでメジャー映画の舞台で成功して来た深川監督。あえてパーソナルなテーマ、物語を自主映画で撮るというのは正解だと思う。メジャーでもマイナーでも映画は映画。監督が伝えたいと思うテーマがあればいいのだ。

 自分がどうしても伝えたいと思うから、誰かのお金を頼るのではなく、自分のまかなえる範囲で自主映画という型をとる。監督の意気も感じた。