22年映画館で観た269本目「マイ・ブロークン・マリコ」永野芽郁、主演女優賞クラスの演技。 | con-satoのブログ

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 永野芽郁が主演した「マイ・ブロークン・マリコ」。マリコを演じているのは奈緒。永野は子供の頃からの親友。親に虐待されているマリコ。永野演じるトモヨはマリコを全身で守ろうとする。

 ある日、マリコが自殺してしまう。マリコの実家に行き、マリコの遺骨を争奪する。そして、かつてマリコが行きたいと行っていた岬を目指す。


「マイ・ブロークン・マリコ」★★★★☆

 監督、タナダユキの女性としての共感、協調を感じる映画。偏見を恐れずにいえば、男には作れない映画。それが潔くていい。演出の潔さを体現したのは永野芽郁の演技。思い切り活きが良くトモヨを演じている。いつもの、どこかおっとりとした、おとぼけな永野芽郁ではないキリッとしたオトコマエな大人。この人がここまで「出来る」女優だとは思わなかった。今年の主演女優賞有力候補。


 謎の男として登場する窪田正孝もいい味。ほんのワンシーン程度出る吉田羊、虐待父の尾美としのりも芝居の良い。やはり監督が良いからだろう。