22年映映画館で観た252本目「靴ひものロンド」親の事情に翻弄された家族の絆 | con-satoのブログ

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 イタリア映画「靴ひものロンド」は夫の浮気の告白から始まる。夫はラジオの人気キャスター。浮気相手は同じ職場で働く女性。映画は80年代と老夫婦になった今の時代が交錯して描かれる。

「靴ひものロンド」★★★★☆

 監督も主演俳優もまったく知らない。物語の予備知識もなく観た。映画体験としては予断がないというのは理想の環境なのだが、なかなかそうはならない。人気俳優や大物監督が出ていればネットや雑誌などでインタビュー記事が出てしまう。その意味では真っさらな環境で見ることが出来た映画。監督の名前も主演、助演を含めた俳優も知らない人ばかり。

 ストレートにストーリーを楽しめた。女ぐせが悪い夫。浮気告白は妻のためを思ってシラを切る。世の中には、このタイプの人間いるなと思う。過剰なほど自信を持っている。だから反省がない。ラストの種明かしは、その意味でなかなかにパンチが効いている。

 タイトルからは家族の絆の尊さを描く映画のように受け取れるけど、本当は真逆。いくら紐を使っても、結べないことがあるのだ。遠くの肉親より近くの他人の言葉のように、血だけでは語れない繋がりがあるのだ。