「ジュラシック・ワールド」最新作が公開。20年以上になる長いシリーズの完結編。第1シリーズに登場したジェフ・ゴールドハム、サム・ニールなども完結編には登場。
映像革命といわれた第1作。この時、スピルバーグは待望のアカデミー賞を受賞した「シンドラーのリスト」と並行して、この意欲作を仕上げていた。
そして、それから6作目になる本作。新シリーズから登場したクリス・プラットを中心に物語が進行する。今回、恐竜たちは街中に出没して大暴れする。それが見どころ。地球がジュラシック・パークになってしまうのだ。
「ジュラシック・パーク」★★★★☆。
ハリウッド映画の王道中の王道映画。アトラクションに行った気分になって映画を楽しめる。こんな能天気さがサマー・ムービーのいいところ。それにしても、街中を暴れまくる恐竜は怖い。猿にだって引っ掻かれれば人間は怪我してしまうのだ。まして、恐竜では。
しかし、なんだかなと思う部分もある。シリーズを重ねているので、恐竜が暴れるのがわかっているのに、どうしてジュラシック・パークという発想になるのか。その点、第1作は名手マイケル・クライトンの原作があったので、琥珀から恐竜の遺伝子を抽出して復活させるアイデアや、それを孤島でパーク化する富豪がいるとか、物語に説得力があった。
本作までくると、そんなことは別にして、ひたすら恐竜が暴れる。それが食い足りないといえば食い足りない。しかし、クリス・プラットのコメディ的演技は、怖いだけの映画にならない救いになっている。何故か2世俳優が集結。ブルース・ダーン、ロン・ハワード、ジョージ・C・スコットという名優の子女が勢揃い。フランスの大スター、オマール・シーも登場するが扱いが雑で、ちょっと残念。

