今年映画館で観た283本目「西成ゴローの4億円」 | con-satoのブログ

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 昨年の今頃、大阪へほぼ1カ月出張をしていた。その時、テアトル梅田で観たのが「ひとくず」という映画だった。

 主演、脚本、監督、上西雄大とあった。聞いたこともない人。しかし、主演、監督、脚本ならば、関西では有名な劇団の人とか、それなりの人なのだろうかと思って観た。 

 その上西さえ知らない、まったく予備知識なく観た映画。これが低予算ながら、なかなか面白かった。映画としては素朴すぎるほど素朴なのだけど、訴えたいことがストレートに伝わる、いい映画だった。良質のB級映画。実はこの手の映画、大好きなのだ。

 その時に知った上西雄大という名前。今年は赤井英和を主演に迎えた「ぬばぎば新世界」という新作も公開された。さらに先週からは前後作で構成された「西成ゴローの4億円」が劇場公開されている。

 今回、上西が演じるのは親子を殺害した殺人犯。しかし「恩赦」になり、わずか5年で娑婆に戻る。しかし、殺人犯ということで家族崩壊。

 妻から娘が心臓疾患で余命2年と知らされる。普通ならボランティアの活動で移植費用が賄えるのだが、犯罪者の娘には協力できないと断られる。娑婆で再会した妻は、その費用に4億かかると夫をなじる。

 そのために、西成ゴローは金策に走る。ゴローが殺人を犯しながらも5年で恩赦になったのには背景があるらしい。しかし、ゴローは当時の記憶をなくしている。しかし、彼の殺戮能力は圧倒的。その能力を使い、裏街道で金を稼ぐ。

 さて、娘を助けるための4億が工面できるのか?ゴローの正体は?という話。

「西成ゴローの4億円」★★★★☆。あり得ない設定、それに、西成の街が汚いのに、魅力的なのだ。大阪の下町って絵になる。今回は吉本がお金を出しているので、映画の作りは豪華な仕立てになった。でも大阪下町テイストは変わらない。映画は二本立て。後半は「死闘編」。