悪魔に取り憑かれた人たちを描く映画「死霊館」シリーズ。その最新作「悪魔のせいなら、無罪」が公開中。「死霊館」シリーズでは7作目なのだそうだが、パトリック・ウィルソンとヴェラ・ファミーガが演じるウォーレン夫妻が登場するのは3作目。
全2作はオカルト映画として良く出来ていたし、怖かった。3作目の主人公は悪魔に取り憑かれた青年。悪魔の力で婚約者の勤め先の経営者を殺してしまう。裁判が行われるが「悪魔に乗り移られたのだから無罪」だと主張する。果たしてウォーレン夫妻はその証明ができるのか?という話。
現実に起こったというのが、ちょっと信じられない話。現実に悪魔が完全に人間を支配するということがあるのか、それが裁判で真面目に取り上げられるのがアメリカの面白いところ。
しかし、映画としては今回は平凡な出来だった。話を拡げ過ぎだし、テンポも遅い。エンドロールの写真がなければ、この物語が現実の話だとは思わないだろう。ウィルソンもファミーガもいい俳優なので、そんな俳優が出ていることで、このオカルトな話にリアリティを持たせているのはいいが、シリーズものの疲れが出ている。
「死霊館 悪魔のせいなら、無罪」★★☆☆☆。この手の映画を観ると、つい「エクソシスト」を思い出してしまう。
