最後の職人監督リチャード・ドナー大往生。70年代の優れた職人監督を思い出す。 | con-satoのブログ

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 映画監督リチャード・ドナーが91歳で亡くなった。「グーニーズ」のドナーと紹介されているが、自分にとっては「オーメン」や「スーパーマン」「リーサル・ウェポン」シリーズのドナーだった。70年代から80年代、メジャースタジオが機能していた頃の職人監督。70年代に映画を観始めた頃には多くの職人監督がいて、映画をエンタテインメントとして楽しませてくれていた。 

 30年生まれのドナーより少し若い34年生まれなのはシドニー・ポラック。恋愛映画の名作「追憶」やアカデミー賞を受賞した「愛と哀しみの果て」コメディ「トッツィー」など。監督だけでなく製作者としても、アカデミー賞にノミネートされた「コールドマウンテン」や「愛を読む人」などをプロデュース。さらに俳優としてもウディ・アレンの「夫たち、妻たち」やキューブリックの「アイズ・ワイド・シャット」などにも出演した。

 そのほか「猿の惑星」「パピヨン」のフランクリン・J・シャフナー。「ある愛の詩」や、隠れた名作の「大陸横断超特急」のアーサー・ヒラー。「タワーリング・インフェルノ」「ナイル殺人事件」「キングコング」のジョン・ギラーミンなど、多くの職人監督たちが僕たちに映画のエンタテイメントの世界を楽しませてくれた。

 ドナーの訃報を聞いて、華やかだった70年代の王道ハリウッド大作の世界を思い出した。

隠れた名作。