ジェンダーの意味をわかりやすく、素敵に描く「ミス・フランスになりたい」 | con-satoのブログ

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 リアルにジェンダーレスなモデル、アレクサンドル・べテールが主演した「ミス・フランスになりたい」。

 彼が演じたのは男性でありながら、ミス・フランスに挑戦するアレックス。アレックスは少年の時から、ミスになりたいと宣言して、周囲からバカにされる美少年だった。
 大人になったアレックスはボクシングジムで働いているが、女みたいだとジムに通う子供たちにも笑われる始末。人生どん底のアレックスは、女になってミス・フランスを目指すことで人生を賭けるという話。
 ユニークなのはアレックスが住んでいる部屋。一軒家に個性的な人たちが共同で住んでいる。いわばシェアハウスのだが、日本のそれのようなオシャレなイメージではない。住人はみな社会からの落ちこぼればかり。極め付けはドラッグクイーンの街娼のローラ。
 いわゆるLGBTQ問題を扱う映画なのだが、説教くささはない。魅力的なのは、このシェアハウスのロケーション。パリ20区の下町。モリエールからイブ・モンタンまでパリのセレブが多く眠るペール・ラシューズ墓地の近く。パリジャンでもお金持ちは一生足を踏み入れないような下町。この落ちこぼれの物語と舞台が見事にリンクする。
「ミス・フランスになりたい」★★★★☆。主演のアレクサンドル、キレイ。女!の友情物語もナイス。