BS朝日、週末土曜日、夕方の番組「ザ・インタビュー」。先々週のゲストは林家三平。話をするのは、せいぜい「笑点」の裏話や、聴き慣れた父親のエピソードなのだろうと思っていた。
もちろん、その話題はあったが、意外に深い話になった。それは、父親、三平死後のこと。落語家の場合、師匠が亡くなれば一派は解散するのが決まりなのだそうだ。
しかし、林家は三平の死後、こん平を担ぎ出し一派を維持した。それは業界のセオリーを無視したと行為だと周囲に思われたそうだ。以降、それまで親しくしていた多くの落語家たちは、手のひらを返したように、林家一派に冷たくなったそう。
これって伝説芸能にはアルアルな話。総領が不在になれば、周囲は冷たくなる。歌舞伎などはまさにそう。舞台に声が掛からなくなるのだ。
そうした環境の中で彼は育ったのだという。決してセレブの二世ではないと。それに落語家にはなりなくないと思っていたそう。どうせ父親と比較され、絶対に勝てない試合をするようなものだから。しかし、落語家を目指すようになると小朝に指南をお願いして、話を覚えたそうだ。
三平、お気楽なだけのキャラだと思っていたら、意外なほど物事を冷静に考えているタイプだった。それを引き出すインタビュアー石原正康も聴き上手。