イギリスの名優レイフ・ファインズが監督した「ホワイト・クロウ」。この作品、今年一番観たい映画。昨年の東京国際映画祭でコンペ作品に選ばれ「芸術貢献賞」を受賞した作品。
世界的に有名なバレエダンサー、ヌレエフが、パリでソ連から亡命した話の映画化。若いひとには「亡命」と思われるかもしれないが、冷戦時代のソ連(ロシア)。鉄のカーテンと言われた北の国から、自由を求めて多くのアーティストが亡命を図ったのだ。ヌレエフ後には、やはりトップダンサーだったバリシニコフやゴドノフなどが続いた。
バレエファンでなくてもヌレエフは「バレンチノ」、バリシニコフは「愛と喝采の日々」「ホワイトナイツ」、ゴドノフは「ダイハード」など映画に出演して、映画ファンにも親しまれた。
そんなバレエ界のスターの逸話をレイフ・ファインズが監督したのだ。脚本はデビッド・ヘア。劇作家の大家のヘア。「愛を読む人」「めぐりあう時間たち」など優れた映画脚本も手がける名手。ヌエルフを演じるのはオレグ・イベンコという俳優。ヌレエフよりも、ちょっとだけ男前。さて、どんな映画に仕上がっているか楽しみにしている。

