朝ドラ「半分、青い」。実はあまり期待していなかった。脚本家の北川悦吏子。「トレンディドラマの人」と勝手なイメージを持っていて、関心なかった。あの「ロンバケ」さえも、この人のドラマをキチンと見たことがなかった。今回、初めて、初回から見て、その力量に関心している。さすがベテラン。初の朝ドラというプレッシャーはまったくない。当初、このドラマの「現代もので、地方から東京へ出てくる、夢見るヒロイン」というコンセプトを聞いた時は、数々の朝ドラの失敗作を思い浮かべた。しかし、回を重ねるごとに、丁寧に描き込まれた、それぞれのキャラクターに引き込まれていった。おばあちゃんを演じた風吹ジュンを早々に「殺し」、ナレーターにした、冴えた技。80年代から90年代の風俗の活かし方も上手い!ヒロインが勤める漫画家の描写。一般の視聴者には、誇張された表現のように見えるかもしれないが、あれで結構リアル。その感覚の差をコメディに利用するのも、北川悦吏子の大技。それに応える豊川悦司の演技力。北川が豊川の力量を知ってるからこそ、できた変化球。今回、すごいなと思うのは、役者の特性を把握しながら、キャラ作りをしているところ。それができる朝ドラの強味を十分に活かしている。プロの技見たり!で毎日楽しい朝ドラ。平成になってから30年のベスト作ではないか?と思っている。
