この映画で描かれているのは実話。カルトになった映画製作現場の話。フランコが演じているのは、この映画の監督、脚本、主演を兼ねる、ちょっと変わった男。ハリウッドで相手にされない彼は、それならばと自分で映画を製作するのだ。これが素人映画なので混乱ばかり。さて、出来た映画は?という展開。
結果としては、本人はシリアスのつもりなのに、あまりにバカバカしい内容に、観客が大笑い。変わったコメディ映画としてカルト扱いされるという話。
金正日をコケにしたコメディ映画でも共演したセス・グリーン。「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロンなどカメオ出演もある、お遊び映画。そのおふざけを、チャカしながらも、真剣に取り組むのが、フランコの知性なのだ。
(アカデミー賞につながっていれば、可能性もあったが、それもないと日本公開は絶望的か?)