現代人のセルフッシュさを乾いた笑いにするカンヌ最高賞映画「ザ・スクエア」 | con-satoのブログ

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カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いた「ザ・スクエア」。主人公は美術界に君臨する中年男。離婚歴ありのイケメン中年のクライシスを描いる。監督は「フレンチアルプスで起きたこと」で何気ない日常が、たやすく崩れさることを、サラッと描いたスウェーデンのリューベン・オストルンド。この映画でも、一つのほころびから、それまで完璧だと思われた世界が崩れてゆくさまを描いている。「フレンチ」では雪崩というドラマチックな舞台が用意されていたが、この映画では、携帯電話の窃盗という、ささやかな事件。誰にも起こっても、当たり前の出来事が、少しのズレで見事に破綻してゆく儚さ。現代社会の脆さを監督は表現する。後半が2時間30分の後半がダレるというレビューがあった。確かに、もう少し切った方がいいとは思った。しかし、このかったるさも、今の世の中だと、監督は伝えたかったのではと思った。主人公クリスティアンを演じたクレス・バング。初めて見る俳優だが、なかなか魅力的。

映画の日。予定がなかったら是非、カンヌ最高作を!皮肉たっぷりの映画らしい映画。