今年1番のワンダーな映画「ジュピターズ・ムーン」の魅力は? | con-satoのブログ

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一部で「大傑作!」との声の高い「ジュピターズ・ムーン」を観た。監督はハンガリーのコーネル・ムルドルッツオ。前作「ホワイト・ドック」でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを獲った監督。その前作も、犬が人間に反逆するという奇想天外な設定の物語。この映画も、かなりユニーク。イラクから移民しようとハンガリーに渡る少年が主人公。ハンガリーに上陸したところで撃たれる。しかし、彼は死なない。死なないどころか、突然、彼の特殊能力が目覚める。それは、空を飛べること。ある事情があって、金目的で移民の治療をしている医師が、彼を見つけ、彼を利用しようと企む。それを阻止しよする国境警察隊の悪徳警官も絡みという話。ヨーロッパをシリアスな覆う移民問題。空を飛べるという少年の寓話的設定。この相離反する組み合わせが見事に融和しているのだ。この融和が、神にまつわる宗教的な意味合いを持つ展開にある。それが映像的興奮のうちに語られる。哲学的な要素を、わかりやすい語り口で語られる。これぞ、映画のダイナミズム。

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