「第9」は年末ではなく年始がふさわしい「ダンシング・ベートーベン」 | con-satoのブログ

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今はなきモーリス・ベジャールの振り付けによるベートーベンの「第9」。その舞台の上演までのドキュメンタリー映画「ダンシング・ベートーベン」。映画は冬のローザンヌから始まり、春の東京、夏のローザンヌ、そして、いよいよ上演される秋の東京と二つの都市の四季の風景を織り交ぜながら描いている。ベジャールの作品としては「春の祭典」「ボレロ」に続く大作だったという「第9」。確かに「第9」はオーケストラの演奏でも歌い手も参加するので大所帯。(日本にはコーラス1万人の「第9」もあるほど)もちろん、ベジャールの舞台なので、それに数多くのダンサーたちが参加する。ひとつの舞台作品を作るために、これほどの労力が潜んでいたのかと驚く。それにダンサーたちの人生のドラマも。人生を投げ売り、舞台に賭けるダンサーたち。しかし、プリマドンナは妊娠でリタイア。もちろん怪我もある。
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そんなダンスドキュメンタリーらしい部分も楽しめる。この映画を観て、改めて感じたのは「第9」のテーマ。未来に希望を繋ぐ人類愛。このテーマは新春にこそふさわしい。人種などに関係なく手を繋いで歩いて行こうという今ならダイバーシティな考え。その曲に、ベジャールの踊りはベストマッチ!