紅白を50回出場を区切りに「卒業」した北島三郎。半世紀も現役のトップ歌手でいること事態すごい。昭和の時代の事は良く知っているので、北島三郎のファンではなくても、彼の存在は身近な存在。他にも偉大な歌手はいるが、どうして北島三郎が紅白で最高回数の出場歌手になったのか、その秘密が、木曜日に放映されたNHKのドキュメンタリー番組を見てわかった。この番組が、その北島が1ヶ月の大劇場の座長公演を引退する事を追ったもの。東京の明治座から最後の公演が行われ福岡の博多座まで。リハーサルから本公演まで。その間にあった、北島を支えた弟さんの死まで、つつみ隠すことない素のドキュメンタリーだった。ここまで舞台裏を見せていいかと思うほど、カメラの前で素を見せた大御所。NHKらしい粘りのある番組というか、そのカメラに付き合う大御所の凄さを十分に感じさせた。そこまで素を晒せる大御所というのは凄い。そして徹底した北島三郎のプロ意識。さすが昭和の歌手。その歌手魂のありように圧倒された。正直、歌手としても北島三郎の事を良く知らなかったが、この偉大さがあるから、業界からも尊敬される特別な存在なのだと理解できた。エンタテインメントの神髄を伝える良質の番組だった。