なかにし礼の作詞家デビュー50周年を記念したアルバムが発売される。最近、流行りのトリビュート・カバー・アルバム。このカバー・アルバムの内容が凄い。「石狩挽歌」「グッドバイ・マイ・ラブ」「人形の家」などなかにし礼の代表作を女優たちがカバーする。「石狩」は泉ピン子。「グッドバイ・マイ・ラブ」は桃井かおり。「人形の家」は大竹しのぶといった大女優が揃っている。この歌がさすが女優という表現力なのだ。オリジナルとは違う、個々の女優の世界が構築されている。この三人は歌手としても作品を発表した経験がある。この大女優陣の中でレコーディング初体験というのが高島礼子。奧村チヨの大ヒット曲「恋の奴隷」に挑戦。これが、初体験とは思えない堂々とした歌いっぷり。高島礼子の度胸の良さには、改めて感服した。この他にも南野陽子が「知りたくないの」に挑戦。アイドル時代、あんなにヘタだった(浅田美代子並み?)のに実力派、菅原洋一の名曲を歌いこなしていた。女優たちの表現力を、改めて感じる好企画。